VIKING法
(Versatile NHEJ-based Knock-in using genome editing)
VIKING法は、NHEJ(非相同末端結合)を利用したものです。ベクターの導入比率を最適化することにより、意図しない変異(オフターゲット効果)を劇的に低下させることに成功しました。また、ターゲットゲノム切断ベクター・ドナーベクター・ドナー切断ベクターの3つのベクターが複合的に働き、ゲノム編集が行われることが特徴です。
詳しくは、下記参考文献をご確認ください。
Sawatsubashi S*, Joko Y, Fukumoto S, Matsumoto T, Sugano SS*. Development of versatile non-homologous end joining-based knock-in module for genome editing. Sci Rep. 2018 Jan 12;8(1):593.
特願2017-027384
VIKING法の特徴としては、ゲノムを傷つけることなくベクター配列がほぼ丸ごと挿入されること、ノックアウトとノックインのゲノム編集が同じ原理でシンプルであること、薬剤耐性マーカーにより細胞の選別が容易になること、 10kbpを超える大型ベクターの挿入が可能です。
一方で、数塩基の欠失が不得意であるのと、薬剤耐性マーカーなどの一部ベクター配列がゲノム配列に挿入されてしまうのも、VIKING法の特徴です。
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