メールマガジン:ゲノム編集論文㉔
2026.05.13ゲノム編集論文&ニュース

セツロテックでは、月に一度、最新のゲノム編集に関する情報をお届けするメールマガジンを配信しています。今回の記事では、メールマガジンの人気コーナー「最近のピックアップ論文」から厳選した内容をご紹介します。
配信号:2026年4月
1. ヒトINO80複合体によるヌクレオソームおよびヘキサソームの認識とリモデリング
DNAはヒストンに巻き付いた「ヌクレオソーム」として収納されるが、転写やDNA修復の過程では一部のヒストンが外れた「ヘキサソーム」という中間状態が生じる。本研究は、クロマチンリモデリング因子であるINO80複合体が、こうした通常状態と崩れかけの状態を識別し、それぞれに応じてDNAの巻き方を精密に調整することを示した。特にヘキサソームでは構造の非対称性を認識し、リモデリングの方向性が偏る点が興味深い。クロマチンは静的な構造ではなく、状態に応じて振る舞いを変える動的システムであることが浮かび上がる。遺伝子発現制御の理解を深めるとともに、がんやエピジェネティクス研究にも示唆を与える成果といえる。分子制御の見方を少し更新してくれる研究でもあり、今後の応用展開にも期待がかかる。新しい視点を与える一報といえる。(共創推進部U)
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