導入事例 Webセミナー 特別編

日時
1月30日(火)17:00~17:40
ビデオ会議ツール Zoom にて
腫瘍内fibrocyteの機能解析とがん治療標的としての展開
Topics
時間 | 内容 |
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17:00~17:30 | 「腫瘍内fibrocyteの機能解析とがん治療標的としての展開」 徳島大学大学院 医歯薬学研究部呼吸器・膠原病内科学分野特任講師 三橋 惇志 先生 |
17:30~17:40 | 質疑応答 |
セミナー要旨
線維細胞(fibrocyte)は単球系細胞でありながら、細胞外基質産出能を有する特徴的な細胞群として報告されてきた。一方で、悪性腫瘍に対する機能については解明されていないが、我々は、腫瘍組織から回収した血球系細胞を一細胞解析し、fibrocyte分画とその表面マーカーを同定に初めて成功した。これらのfibrocyteはT細胞の増殖を促進し、抗原提示細胞として免疫チェックポイント阻害薬の抗腫瘍効果を増強させることが判明。共刺激分子ノックアウトマウスを使用し、fibrocyteの詳細な腫瘍免疫制御機能を解析した。Fibrocyteの機能を制御することでがん治療開発を目指す、新たな試みについて紹介する。
三橋惇志先生のご略歴
2016年 徳島大学医学部医学科卒業
がん感染症センター都立駒込病院ジュニアレジデント
2018年 徳島大学病院呼吸器・膠原病内科医員
2019年 徳島大学大学院医歯薬学研究部呼吸器膠原病内科学分野特任助教
2024年 徳島大学大学院医歯薬学研究部呼吸器・膠原病内科学分野特任講師
専門分野は呼吸器病学
Column
セツロテックは2019年7月、徳島大学大学院 医歯薬学研究部 三橋特任講師、西岡安彦教授よりゲノム編集マウス受精卵作製のご依頼をいただき、2020 年1 月に納品いたしました。その後、このゲノム編集マウス受精卵を使った研究成果は、米国の科学誌『 Cell Reports』において発表されました。
セツロテックホームページでは、【導入事例】として、ご紹介しています。
【導入事例】ゲノム編集ノックアウトマウスを用いた腫瘍内fibrocyteの機能解析(徳島大学大学院 医歯薬学研究部呼吸器膠原病内科学分野 三橋先生)