ゲノム編集テクノロジー実用化研究助成の採択者を決定
2021.10.12News
ゲノム編集受託サービスを提供する株式会社セツロテック(本社:徳島県徳島市、代表取締役:竹澤慎一郎、以下セツロテック)は、ゲノム編集スタートアップ4社合同企画のゲノム編集テクノロジー実用化研究助成(Get-Research Grant)において、北海道大学宇治利樹氏の「ゲノム編集技術を利用した高機能性海苔の作出」を採択し支援することを決定しました。
ゲノム編集テクノロジー実用化研究助成
セツロテックでは、創業以来、研究支援事業ではゲノム編集マウスやゲノム編集培養細胞の受託作製に取り組んできました。また、高効率ゲノム編集技術、Cas9を用いない代替技術による畜産動物でのゲノム編集、生殖工学のノウハウなどの技術を発展させ、顧客のニーズに合わせてゲノム編集技術を活用した育種開発を行う「プラットフォーム事業」を展開して参りました。ゲノム編集技術を用いて食品用途での開発を促進するため、これまでにも多くの大学と共同で開発を進めてきておりますが、更に多くのネットワークを構築し、人材を発掘することを目的に、ゲノム編集テクノロジー実用化研究助成(Get-Research Grant)に参画することといたしました。
本研究助成は、リージョナルフィッシュ株式会社代表取締役社長の梅川忠典氏が発起人となり、ゲノム編集技術を活用した品種改良や技術開発に取り組む大学発ベンチャー4社の参画により設立されました。各社がそれぞれ自社の求める技術テーマを設定し、要件にマッチした研究提案を募集します。大学などで研究に取り組む若手研究者からの応募を想定し、1件あたり300万円を上限に、各社が選定いたしました。当社のテーマと要件は以下の通りです。
<テーマ>
1.ゲノム編集技術を含む育種方法を用いて、有用な品種を作出するための基礎的知見・基盤技術に関する研究
2.疾患モデルマウスを開発するための基礎的知見・基盤技術に関する研究
<要件>
1.畜産動物をはじめとし、産業上有用な微生物~植物~動物まで幅広い開発
2.当社で商品化できる疾患モデルマウスの提案
選定結果
50件以上の応募の中で、厳正なる審査の結果、以下の研究を選定しました。
氏名:宇治 利樹
所属:北海道大学大学院水産科学研究院 助教
テーマ:ゲノム編集技術を利用した高機能性海苔の作出
追記
採択者には、近日中に今後の取り組みについて別途ご案内を差し上げます。
また、今回採択されなかった研究テーマにも有望なシーズは多数あり、今後の事業展開の中で個別に相談をさせていただくことがございます。
【セツロテックについて】
セツロテックはゲノム編集技術を提供する徳島大学発ベンチャー企業です。徳島大学で受精卵エレクトロポレーション法(GEEP法)による高効率ゲノム編集技術を開発した徳島大学教授の竹本龍也(代表取締役会長CTO)と、培養細胞のゲノム編集技術を開発した徳島大学特任講師の沢津橋俊(取締役CSO)らの技術を事業化することを目指し2017年2月に設立した会社です。
◆株式会社セツロテックの概要
1. 商号:株式会社セツロテック
2. 代表者:代表取締役 竹澤慎一郎
3. 所在地:徳島市蔵本町三丁目18番地の15 徳島大学藤井節郎記念医科学センター
4. 設立:2017年2月22日
5. 主な事業の内容:ゲノム編集による研究支援サービスならびに新品種の事業化
6. URL:https://www.setsurotech.com/
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社セツロテック 担当:竹澤
E-mail:setsuro@setsurotech.com