GEEP法(Genome Editing by Electroporation of Cas9 Protein)
受精卵エレクトロポレーション法(GEEP 法)とは、Cas9 タンパク質及び gRNA といったゲノム編集ツールをエレクトロポレーションによって受精卵に導入する方法。GEEP 法では、必要な技術は受精卵を電極に並べることのみです。加えて、受精卵を一つ一つ操作する煩雑な作業を介すことなく、複数個(20 個~ 200 個)の受精卵へ同時にゲノム編集ツールを導入することが可能。このような新たな技術を活用することで、人工受精後の卵が新鮮なうちに、短時間で均一な条件下で、低侵襲にゲノム編集を行えるというメリットを産み出し、高効率でゲノム編集生物を得ることが期待できる。また、マウスのみならずブタへの GEEP 法の応用も可能である。