Olink® Target48 Mouse Cytokine
炎症、免疫応答、免疫腫瘍学に関連する43のタンパク質の絶対定量値が得られます。
サービス概要
■ PEA™ 法を用いた高精度なマルチプレックスアッセイ。 ■ 検量線に基づく標準濃度単位 (pg/mL) をレポート。 ■ 炎症、免疫応答、免疫腫瘍学に応用できる 43 種類のバイオマーカーを厳選。 ■ 1 つのパネルにつき、最大 40 サンプルの測定が可能。 ■ マウス／血清・血漿・脳脊髄液 に適応。
【Olink Target 48 Mouse Cytokine 分析対象因子】 炎症、免疫応答、免疫腫瘍学に応用できる43種類のバイオマーカーを厳選。
サンプル種類
■必要サンプル量：マウス血清・血漿20μl以上(※分析に必要なサンプル量は1μlです。希少なサンプルの場合は、サンプル量についてご相談ください。対応できる場合があります。)報告内容
■ サービス内容： ・サンプル前処理 -96ウェルフォーマットへの分注作業 -サンプルランダマイゼーション ・Olink Target48分析 ・専用ソフトウェアでの一次解析 ■ 納品物： ・報告書 ・データ(エクセルファイル形式)
納期
分析サンプルの受け取り確認から、1.5~2ヶ月程度
備考
Olinkはプロテオーム解析において高精度・高感度な革新的技術であり、ELISA（酵素免疫測定法）と比較して、以下の点で優れています。 1. 多項目解析の能力 ■ Olink: 一度の実験で多数のタンパク質を同時に測定できるため、プロテオーム全体に関する情報を効率的に取得できます。O-link技術は、数十から数百のターゲット分子を一度に解析できるパネルを提供しています。 ■ ELISA: 通常は単一のターゲットタンパク質に対して行う解析法であり、複数のタンパク質を同時に測定するには、各タンパク質ごとに別々に実験を行わなければなりません。これは時間とコストがかかり、効率的ではありません。 2. 高感度と特異性 ■Olink: 高感度かつ特異的にターゲットタンパク質を検出することができ、微量のタンパク質でも検出が可能です。また、交差反応を最小限に抑えつつ高い特異性で測定を行えます。 ■ELISA: ELISAも高感度で特異的ですが、O-linkのように複数のターゲットを同時に高精度で測定することは困難です。また、ELISAではターゲットが多くなると、それぞれのアッセイを個別に最適化する必要があります。 3. ターゲットの広範性 ■ Olink: 広範なターゲットを対象に解析できる技術を提供しており、特にバイオマーカーや疾患関連のプロテインの同時解析に有用です。また、特定のパネルを用いて、疾患関連のタンパク質群を効率よく測定できます。 ■ ELISA: ターゲットごとに個別にカスタマイズされた抗体が必要で、複数のターゲットを同時に測定する場合、試薬の準備や反応条件を個別に調整する必要があるため、柔軟性に欠けます。 4. 解析のスループットと効率 ■ Olink: 高スループットのプロテオーム解析を可能にし、同時に多くのデータを得ることができます。これにより、大規模なサンプルセットに対して迅速な解析が可能です。 ■ ELISA: 通常、1つのサンプルにつき1つのターゲットタンパク質を測定するため、解析のスループットが低くなり、特に多くのサンプルやターゲットを解析する場合、時間と手間がかかります。 5. データの一貫性と再現性 ■ Olink: 標準化されたプロセスと高度な自動化に基づいており、データの一貫性と再現性が高いです。異なるラボや研究者間でも同様の結果を得ることができます。 ■ ELISA: 操作が手作業であることが多く、プロトコルの違いや操作ミスによって再現性にばらつきが生じることがあります。 6. 解析の簡便さ ■ Olink: サンプル調製や実験の手順が比較的簡単で、ユーザーが手動で多くの作業を行う必要がありません。また、データ解析も高度に自動化されており、解析のスピードが速いため、結果を早くお届けできます。 ■ ELISA: 通常、試薬の調整やアッセイの設定が手動で行われ、操作に専門的な知識が必要です。そのため、手間がかかり、特に複数のターゲットを扱う場合は時間がかかります。 7. 適応範囲 ■ Olink: バイオマーカーの探索や疾患メカニズムの解析、臨床研究など、幅広い研究分野に適用可能です。 ■ ELISA: 広く利用されていますが、複数のターゲットを同時に測定することや、プロテオーム全体の解析には限界があります。 以上より、Olinkは、ELISAと比較して高感度、高スループットで多項目解析が可能なため、特にプロテオーム解析や大規模なバイオマーカー研究において優れた技術と言えます。 ELISAが一つ一つのターゲットに対して詳細に分析する場合に有効である一方で、Olinkは迅速で効率的な同時解析が可能なため、データ量が多い研究に適しています。 したがって、マウスの血中サイトカインのような、複雑系における微量物質を網羅的に解析したい場合、とても強力なツールです。 ご依頼またはご相談は、問合せフォームよりお願いいたします。