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ゲノム編集マウスをお手軽に利用できる受託サービスのご案内

セツロテックが提供するサービス

①ゲノム編集受精卵作製受託サービス

遺伝子改変マウスを業界一安く(39.5万円※1)、業界一早く(最短2週間※2)ご利用頂けるサービスです。徳島大学が発明した受精卵エレクトロポレーション法を活用し、お客様がターゲットとする遺伝子を高効率でゲノム編集し、受精卵を作製いたします。受精卵で納品致しますので、研究所の厳しいSPF基準があったとしても早期に実験を進めることができます。 ※1高いキメラ率(約90%)が期待できるゲノム編集受精卵作成サービス / ※2ご注文までにお客様ご所属研究機関の実験実施許可等の確認が必要です

②ゲノム編集マウス作製受託サービス

ノックアウトマウス成体(F0)を業界一安く(99.5万円)、業界一早く(約3カ月※)お届けできるサービスです。マウスはジェノタイピングでゲノム編集結果を確認します。ノックアウトマウス作成はF0でも高いキメラ率が期待でき、納品してすぐに表現型解析を御検討頂くことができます。遺伝子置換マウス、ノックインマウス、コンディショナルマウス作成も承っております。 ※ご注文までにお客様ご所属研究機関の実験実施許可等の確認が必要です

③ゲノム編集培養細胞作製受託サービス(β版)

ゲノム編集細胞の作製は、ベクターの構築や薬剤セレクションなどの工程で時間がかかる実験です。 弊社では徳島大学が発明したViking法により、高効率のゲノム編集培養細胞作製に成功しています。

④その他の動物種も

ラットやブタ、その他哺乳動物でも業界最安値、業界最速のゲノム編集サービスを開発中です。是非一度ご相談下さい。

セツロテックの技術の特徴

受精卵エレクトロポレーション法(GEEP 法)とは、Cas9 タンパク質及びgRNA といったゲノム編集ツールをエレクトロポレーションによって受精卵に導入する方法です。このGEEP法ではCRISPR/Cas9 ゲノム編集ツールをハイスループット・低コストかつ、ダメージの少ないかたちで受精卵に導入することができるため、例えば、遺伝子改変マウスの作製が非常に簡便になり、安価に提供することができます。従来、遺伝子改変マウスを作製する目的には、マイクロインジェクション法が主に用いられます。マイクロインジェクション法は、ガラスキャピラリーという非常に細いガラス管を用いて、顕微鏡下でCRISPR/Cas9 ゲノム編集ツールを受精卵一つ一つに注入する方法で、操作技術が求められるほか、専用の設備が必要です。これに比べてGEEP法では、必要な技術は受精卵を電極に並べることのみです。加えて、受精卵を一つ一つ操作する煩雑な作業を介すことなく、複数個(20 個~ 200 個)の受精卵へ同時にゲノム編集ツールを導入することができます。このような新たな技術を活用することで、人工受精後の卵が新鮮なうちに、短時間で均一な条件下で、低侵襲にゲノム編集を行えるというメリットを産み出し、高効率でゲノム編集生物を得ることが期待できます。また、マウスのみならずブタへのGEEP法の応用も可能となりました。培養細胞へのゲノム編集の対応も開始しました。

受精卵エレクトロポレーション法

お客様の声

お客様の声

ある遺伝子の単純な遺伝子欠損マウスの作製を依頼しました。ゲノム編集受精卵の作製を依頼し、卵管移植以降は私たちの研究室で対応しました。非常に効率がよく、出生したマウス15匹に対し、14匹に切断部位周辺配列の欠失・挿入が確認され、切断率93.3%(14/15)、両アレル切断率60%(9/15)でした。良い成績でしたので、もっと難しい遺伝子改変も相談したいと思います。
(大手製薬メーカー 研究担当者様より)

セツロテックの参考情報

参考論文

参考論文

  1. Hashimoto, M. and Takemoto, T*. Electroporation enables the efficient mRNA delivery into the mouse zygotes and facilitates CRISPR/Cas9-based genome editing. Sci. Rep. 5, 11315; doi: 10.1038/srep11315 (2015).
  2. Hashimoto M, Yamashita Y, Takemoto T*.Electroporation of Cas9 protein/sgRNA into early pronuclear zygotes generates non-mosaic mutants in the mouse. Dev. Biol. 418: 1-9 (2016).
  3. Tanihara F, Takemoto T*, Kitagawa E, Rao S, Do L, Onishi A, Yamashita Y, Kosugi C, Suzuki H, Sembon S, Suzuki S, Nakai M, Hashimoto M, Yasue A, Matsuhisa M, Noji N, Fujimura T, Fuchimoto Di, Otoi T*. Somatic cell reprogramming-free generation of genetically modified pigs. Science Advances. 2 (9) e1600803 (2016).
表彰

表彰

2016/12NEDO TCP 最優秀賞
2017/04NEDO SUI 採択
2017/09株式会社三菱総合研究所 未来共創イノベーションネットワーク ビジネスアイデアコンテスト 三菱総研賞
2017/10徳島ニュービジネス協議会 徳島ニュービジネス支援賞2017  大賞
2017/11徳島県など 第2回とくしま創生アワード グランプリ
表彰

報道

2017/03/24日経バイオテク 徳島大発ベンチャーのセツロテック、ゲノム編集の高効率化技術で起業
2017/09THE INDEPENDENTS ゲノム編集の産業化を目指す徳島大学発ベンチャー
2017/09/22徳島新聞 徳島創生アワード 12組最終審査会進出
2017/10/13徳島新聞 徳島ビジネスメッセ17 ニュービジネス支援賞
2017/10/13日本経済新聞 AIや藍活用アピール 徳島で商談会始まる
2017/11/11徳島新聞 セツロテック(徳島市)大賞 遺伝子改変の成長性評価
2017/11/26四国放送 あわ紳士録 代表取締役竹澤のインタビュー
2017/12/27日本経済新聞 遺伝子改変効率的に

受精卵エレクトロポレーション法発見物語

ゲノム編集を動物個体に導入するための、受精卵エレクトロポレーション法は、発生生物学者である徳島大学の竹本龍也らの研究により発明されました。竹本は、2005年に大阪大学大学院生命機能研究科 形態形成研究室(近藤寿人教授)において博士号を取得。大阪大学の助教を経て、2013年に徳島大学に赴任しました。竹本は修士課程までは化学を専攻してましたが、発生生物学の研究に着手したのは博士後期課程から。ニワトリ胚の研究に着手し、以降、マウス胚の研究を行いました。
 代表的な研究成果に、「体軸幹細胞」の発見があります(1)。従来の胚発生における定説として、胚盤葉は外胚葉、中胚葉、内胚葉に分岐し、外胚葉から神経系や表皮が、中胚葉から筋肉や骨が発生するとされていました。それに対し、竹本らは、Tbx6遺伝子欠損マウスの解析から、神経系と主要な中胚葉に発生する「体軸幹細胞」が存在することを見出しました。従来の定説は1920年来の両生類胚の研究が理論基盤となっていましたが、現在の分子生物学的手法により古典期の発生生物学の課題を検証したものと言えます。

(1) Tbx6-dependent Sox2 regulation determines neural or mesodermal fate in axial stem cells., Takemoto T, Uchikawa M, Yoshida M, Bell DM, Lovell-Badge R, Papaioannou VE, Kondoh H., Nature. 2011 Feb 17;470(7334):394-8. doi: 10.1038/nature09729.

竹本は、2012年~2013年にかけて米国の研究者らが発見したCRISPR/Cas9によるゲノム編集法をいち早くマウスの発生学の研究に活用しようと考えました。大阪大学の橋本昌和助教らと協力し、エレクトロポレーションによるマウスの受精卵へのゲノム編集法の開発に着手しました。エレクトロポレーション法は、条件の設定によっては受精卵にダメージを与えてしまうことが懸念され、あまり活用されていませんでした。しかし、条件の設定次第で細胞に対する侵襲性を低く、高い効率でゲノム編集因子の導入が可能であることを発見しました(2)。

(2) Electroporation enables the efficient mRNA delivery into the mouse zygotes and facilitates CRISPR/Cas9-based genome editing., Hashimoto M, Takemoto T., Sci Rep. 2015 Jun 11;5:11315. doi: 10.1038/srep11315.

当初、(2)の研究ではCas9のmRNAとgRNAをエレクトロポレーションにより導入していました。しかし、この方法ではCas9を受精卵に導入後、Cas9タンパク質が発現してくるまでに受精卵の発生が進行し、モザイク性の高い胚になる懸念がありました。そこで、Cas9タンパク質とgRNAを直接受精卵に導入する実験系を確立しました(3)。その結果、受精卵が1細胞から2細胞に分裂する前後にゲノム編集が実行されるため、モザイク性の低い変異体を得られるようになりました。高効率にゲノム編集を導入でき、且つ、モザイク性も低いという特徴から、場合によってはF0世代で遺伝子機能を検証することも可能にする技術と考えることもでき、生体内での遺伝子機能の解析において強力な武器になることが期待されます。

(3) Electroporation of Cas9 protein/sgRNA into early pronuclear zygotes generates non-mosaic mutants in the mouse., Hashimoto M, Yamashita Y, Takemoto T., Dev Biol. 2016 Oct 1;418(1):1-9. doi: 10.1016/j.ydbio.2016.07.017. Epub 2016 Jul 26.

哺乳類の卵は、透明体という膜に覆われているという点で、比較的共通点が高いと言えます。マウスで確立した実験系が、ほかの哺乳類にも適用できるか、ブタ受精卵に適用させる実験を、徳島大学の音井威重教授らとの共同研究により検証しました(4)。その結果、エレクトロポレーション法は条件の微調整は必要となるものの、ブタにおいても高効率ゲノム編集が可能であることが示しました。

ゲノム編集マウスの作出に関し、(2)の論文を発表後、大学の研究者らから共同研究の依頼が多く寄せられました。数十例の共同研究を行い、ゲノム編集マウスの作出を担ってきましたが、これだけ依頼があるのであれば、製薬会社などの産業界などにも技術を提供できるのではないかと考えました。大学の研究者からの依頼も、しがらみなく、受託の窓口を用意することで、もっと効率的にご提供できるのではないかと考えました。そこで、竹本らは、2017年2月に、ゲノム編集技術を素早く、使いやすい環境を提供し、将来的には実験室だけでなく、様々な産業界にも利用できるようにすることを目指し、株式会社セツロテックを立ち上げました。

(4) Somatic cell reprogramming-free generation of genetically modified pigs., Tanihara F, Takemoto T, Kitagawa E, Rao S, Do LT, Onishi A, Yamashita Y, Kosugi C, Suzuki H, Sembon S, Suzuki S, Nakai M, Hashimoto M, Yasue A, Matsuhisa M, Noji S, Fujimura T, Fuchimoto D, Otoi T., Sci Adv. 2016 Sep 14;2(9):e1600803. doi: 10.1126/sciadv.1600803. eCollection 2016 Sep.

ポイント

(1)成果報酬体系のため、失敗したら費用をいただきません。  セツロテックではマイルストンを設定し、達成した工程までしか費用をいただきません。また、お客様のラボの状況により、受精卵での納品や、F0世代、F1世代、F2世代など、各世代での納品をさせていただきます。

(2)共同研究先への分与なども可能です。  大学の研究者であれば、共同研究先に柔軟に提供できる体制が好まれます。セツロテックで作るゲノム編集マウスは、「アカデミックユーザー登録」をしていただくことで、一次分与は可能となります。

まだ迷われているお客様へ

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